前回のバカップルの親はこんな感じ。 暖かい光を、お互いに。 与え与えて受け入れて。 「……人前でなにをやっているんだお前らは」 「はい?」 「……邪魔くさくは無いのか、ソレは」 「いいえ、あったかいですよ」 「………………(ぬくぬく)」 「何を怒っているんだお前は」 「違う。呆れているんだお前らに」 「ふむ。そうか、分かった」 「?」 ひらめいたらしい。 「お前も一緒にやりたいんだな」 「は?」 「そうなんですか!それならそうと早く言って下されば」 「おい」 「構わんぞ。アルは陽だまりの匂いがして気持ちがいいぞ」 「ウェイブ様は大きくて暖かいですよ」 「ちょっと待て」 「気兼ねせずに加われブレイク」 「いらっしゃいませ〜」 「人の話を聞かんかお前ら」 どんとこい。 ここで一つ、(私にしては)意外な組み合わせを。 勇者の孫はとても素直。 闘神の息子はまだ照れがある。 が。 ミュウのファーストキスを貰っちゃってる人と(ガラハド) 『色々』いただいてそうな人。(先生) 「でもスカーフェイスも先生にキスぐらいされてそうだよね」 「確かにね。男女関係ないものね」 3番目はこの人たち。 帰ってくる約束を果たさなかった人と ヘルハンプールからカムリアへ押しかけた人。 落ち着け勇者。 若い。 獣人を素手で叩きのめした娘。 鼻血。 「青春ね、可愛いわー」 「………………(そういう次元なのかルーチェ)」 「………………(あの子もさることながら彼女も大物ね、クリス……)」 2番目はこの人たち。 本当の想いははっきりと。 締められても抵抗はしない。 右見てー 左見てー こっそりと。 見られてた。 そこは自分の場所! まずはこの人たち。 いっそ漢前に堂々と。 姫の叫びに色気はない。 見てる。 見られてる。 |