別れの夜、始まりの青空。
────── 父が、殺された。
姉も、いなくなってしまった。
大切な人達を、なくしてしまった。
「チク、徴兵のほうはどうなっている」
「ああ、それならあと400は補充できるようになってますよ」
「そうか、ザキフォン!兵士の訓練のほうはちゃんと進んでいるか?」
「大丈夫だ。皆よくやっているさ」
「次の戦までには間に合うな?統率が取れていないとたいへんだからな」
旗挙げしてから少したった頃。
列強諸国からの標的として新生魔王軍は苦しい立場にあった。だがそれでもヒロを中心に一同は戦い、何とか事を凌いでいる。
おかげで朝から晩まで忙しなく動き回るヒロ。
が。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ここに妙に難しそうな顔をする男が一人。
サトーだ。
「おいサトー!防壁の増築の作業のほうはどうなっている?」
問われてさトーはがり、と頭をかきつつも答える。
「順調だよ。・・・それよか姫さん」
「ならいい、ああ、おい!ここ、物資の調達が遅れているのか?そろっていないぞ!」
サトーが言いかけるより早くヒロは他の配下の者を呼び止めて違う話にうつってしまった。
「・・・・・・・・・・」
サトーは目の下に皺を作るように口をへの字に結ぶ。
「姫さん、ここんとこ忙しそうだよなぁ」
「姫さんだけじゃないだろ。ほら、書類がたまってんだからお前も手伝えよ」
ヒロのいなくなった会議室で、サトーがそう言うと、チクはたっぷりとある紙の束をテーブルに広げて言う。
「まだまだ国をあげたばかりで色々とあるからな。忙しいのは無理ない」
ザキフォンはその無骨な指で意外に繊細な字で書類を書きあげていく。
「そりゃあわかってっけどさぁ。なんつーか・・・姫さんの場合、わざと忙しく動いてるっていうか・・・」
「・・・・・・・」
サトーの言葉に二人は黙る。
「やっぱ・・・そうしてなきゃ、まだ辛ぇよな・・・」
「・・・うん」
「そうだな・・・」
彼女の父と姉がいなくなってまだ少し。
大切なものを失った虚無感を埋めるには。
「・・・・ん?」
夜の見回り。
いつどこから奇襲がかけられるかわからないので、念入りに見まわりをしていたり。
今日の当番はサトーで、サトーがヒロの自室の近くを通りかかったときだ。
「・・・・・・」
明かりがドアの隙間から漏れている。サトーはため息を一つ吐く。
ここのところ毎日だ。
そっとドアの隙間から覗けば、案の定、ヒロが自室にある机に向かって何やら書いている。多分、まとめた書類の整理をしているのだろう。
そんなもの、自分達に言ってくれればいくらでもやるのに。自分で全部やってしまって。
寝る暇も削ってそうまでして。
「・・・・・・ったく・・・・」
サトーはがりがりと頭をかき、そうして来た道を戻っていった。
忙しくしていなければ思い出す。
忙しくしていれば、その現実をまざまざと突きつけられずにいられる。
それは逃げだ。
わかっている。そんな事。だけれど。
こんこん。と、少し控えめなぎこちないリズムでドアが叩かれる。
その音からヒロは誰が来たのか察した。
チクは迷惑にならないよう、きちんとコンコンコンと一定のリズムと大きさでドアを叩く。
ザキフォンは2度、こんこん、とそれなりの音で叩く。
そうして。
いつもならば遠慮なく豪快に叩くのが、どうやら気を使っているらしい。
「サトーか?どうした?」
椅子から立たずに、ドアの向こうにいる人物に声をかける。そうすると、思っていた相手がそっとドアを開けた。
「よ。」
ドアから上半身を入れて、にか、と笑って見せる。
「どうした、こんな時間に。・・・ああ、見回りか?どうだ、変わった様子はないか?」
すぐにそう言った話に持っていかれ、サトーは思わず眉を顰めてため息をつく。
「・・・大丈夫だよ。それよか、あんたもこんな時間までなにしてんだ?もう休む時間だろ?」
言われてヒロは表情を硬くする。だが、すぐにふいとサトーから視線をはずして机の上の書類に目を移す。
「・・・ああ、だが、これを仕上げてしまいたくてな。」
「そんなもん、俺らに言ってくれりゃあいいだろ」
「俺ら、じゃなくてチクに、だろ。お前とザキフォンはどちらかといえば肉体労働派だろう?」
どちらかといえばじゃなくてそうである。
「・・・ともかく。ほら」
そう言ってサトーは手にもっていたトレイを突き出す。
「・・・・何だ」
「なんだって、ホットミルクだよ。アンタ好きだろ?」
見ればいつもヒロが使っているマグカップに暖かそうに湯気をたちのぼらせながらホットミルクが入っていた。サトーは厨房へ戻ってこれを作ってきたのである。
「・・・すまん。」
意外そうな顔をして、それとサトーの顔を交互に見る。サトーはらしくない事をしたのが恥ずかしいのか、少し照れていた。ヒロは小さく苦笑してそれを受け取る。
一口飲めば体に暖かさが染み渡るような感じがする。ほんのり甘くておいしい。
「・・・それ飲んで、もう寝な。あとはやっとくからよ」
「そうもいかない。すでにお前達にも色々やってもらっているしな」
サトーの言葉にきっぱりとヒロは言う。ぴき、とサトーは片眉を跳ね上げ、表情を固める。
「そういって、また今夜も寝ないつもりか?そんなんじゃ体がもたねぇだろ!」
「・・・少しは休むさ、それに、私はそんなに柔じゃない」
語調が強くなったのに、ヒロは少し引くが、視線を合わせないまま言い返す。
「そうかもしれねぇけど、いくらアンタだって限界ってもんがあるだろ!少し休んだだけじゃ駄目だろーが!」
「・・・・うるさい!お前には関係ないだろう!!」
喧喧といわれ、ヒロはかっときて怒鳴りかえした。しかしそこで引き下がるようなサトーではない。
「関係ねぇだと?!確かに、寝る寝ないはアンタの好き勝手だがな、アンタはこの国の君主だろ、俺達の姫さんだろ?!そのアンタが倒れられでもしたら、大変だろうが!!!」
「倒れはしない!」
「何でそういえんだよ!」
「私の体の事は私が一番よく知っているからだ!」
ああ言えばこういう。
何と強情な姫君か。
そう思ってサトーは、ちっと小さく舌打ちをする。
「・・・・親父さんと、姉さんの事を思い出すからか?」
「・・・・!!!」
いきなりの言葉に、ヒロは目を見開く。サトーは怒りを内に秘め、言葉を続けた。
「寝ちまったら、あの時の事を思い出すからか?」
「・・・・・っ」
あの日の夢を見る。
父と姉がいなくなってしまったあの日の夢を。
自分一人を残して逝ってしまった。大切な人達。
現実感がなくて、もしかしたら夢ではないかと思う時もあるけれど、どこを探しても、やはり二人の姿はなくて、二人の存在の否定を突きつけられる。
「・・・・・・・」
答えないヒロを見て、サトーは少し痛そうに眉を寄せる。
そうだろうとは思っていたけれど。
当たり前だろう。彼女の肉親が亡くなってまだ日が浅い。日常の忙しさでまぎらわしてはいるが、静かな夜、その現実は鮮明によみがえる。眠ってしまったら思い出してしまう。
大切な人がいなくなって。
改めて知る孤独。
「・・・辛ぇのはわかる。けど、だからって寝ないでいたらアンタが倒れちまうだろ?・・・そんなのは、親父さん達は望んでねぇだろ」
「・・・うるさい。知ったふうな口を叩くな」
核心を突かれたからか。ヒロは低い声で、うつむきながら言葉を返す。
「あのなぁ・・・ったく・・・!」
苛立った様にまたがしがしと頭をかく。
「お前に言われる筋合いはない。父様と姉様の想いは、私が受け継いだんだ、だから、それを実現するために私はこうしている。だから、お前は口出しするな!」
きっとサトーを睨みあげる。が、
「・・・っの、ばっかやろう!!!」
とうとう切れたかサトーが怒気をはらんだ声で言葉をヒロに叩きつける。
「アンタは逃げてるだけだろうが!!親父さんと姉さんがいなくなっちまった事実から!!あの時の事を思い出したくねぇから、それを考えねぇように、眼をそむけてるだけだろうが!!」
「・・・・うるさい!!黙れ!!わかっている、そんな事・・・・わかっているんだ!!!」
そうだ。わかっている。
だけれどそうしていないとそのあまりに残酷な現実に押し潰されそうで。
二人のいない孤独の辛さに引き裂かれそうで。
だから。
苛立ちをぶちまけるようにヒロがサトーを睨み上げ、怒鳴り返した。サトーはそれを黙って受ける。
「わかっているけど・・・でも・・・」
「・・・でも、何だよ?」
「・・・・・・・」
それ以上言葉を続けず、またうつむいてしまう。口を噤み、拳を握り締め、わずかに肩が震えている。
「・・・・自分はそんなに強くはないから、無理じゃないか、とかいうのはナシだぜ」
「!」
「そんな泣き言いうくらいなら、最初から遺志を継ぐもんじゃねぇ。それじゃ、あの二人も報われねぇぜ」
「・・・・っ貴様に!!」
そこまで言われて、ヒロは憤怒をあらわにして相手の胸倉をつかみあげた。
「貴様に、そこまで言われる覚えはないぞ!!貴様に何がわかる!!父様と姉様の・・・私の何が・・・!!」
「・・・だったらあんたは、本当にわかってるのか?」
「・・・何・・・?」
不意に問われ、ヒロは驚いて声をあげる。
「・・・親父さん達の想いを受け継いだ?馬鹿言ってんじゃねぇよ。確かにアンタはこうしてその想いを実現するために動いてるかもしれねぇ。だけど、それよりも・・・親父さんと姉さんが望んでいた事があるんじゃねぇのか?」
「・・・・望んでいた事・・・だと・・・・」
胸倉を掴んだまま、ヒロはその言葉に凍ったように表情をこわばらせる。
「・・・二人は、あんたが本当に大切だったから。自分達がいなくなることであんたを苦しませるとわかっていたけれど・・・ただ、あんたに生きていてほしかった。自分達の遺志を継いで、新しい世界をつくってほしいって言うよりも・・・ただ」
ただ。
「・・・あんたに、笑って生きていてほしかったんじゃねぇのか・・・・」
「・・・・!!」
生きて。ヒロ。
どうか。生きて。
どうか。
「・・・・父様・・・・姉様・・・・」
残されて。
眠ると思い出すのは二人を失ったあの日。
辛くて、苦しくて。・・・寂しくて。
だから眠りたくなかった。
孤独に押し潰されそうになるから。
「・・・・今、こうしてアンタが無理してんのは、二人は喜ばねぇよ」
「・・・・・でも・・・・」
失ってしまった事を、完全に理解し、認識してしまったら。
壊れてしまいそうになる。
なにより私は。
そんな想いよりも。私は。
「私は・・・・こうしていなければ・・・立っていられない・・・だって・・・私は・・・!!」
私は。
どんな事になったって。ただ、私は二人と。
「・・・・アンタは、それよりも・・・一緒にいたかったんだろ」
「・・・・!」
はっとなってサトーを見やる。先程までの怒気は消えうせている。
「一人残されるよりも・・・・ずっと、一緒にいたかったんだろ?二人の生きてほしいっていう想いよりなにより、アンタ自身は、側にいたかったんだろ・・・?」
「・・・・・っ!!」
ひゅ、と息を呑む。同時に口元を押さえ込んだ。心の中の奥深くの。しまい込んでいた想い。
二人のために生きると決めたけれど。
けれど。
「わた・・・・しは・・・・」
震える声。
サトーはとん、とヒロの頭を己の肩口に引き寄せた。
「・・・・我慢しなくていいから。はきだしちまえよ」
「・・・・・っ!」
低い声音でそう言う。与えられた広い懐と心地のよい暖かさ。
ぶるりと涙が込み上げた。
「私は・・・!!」
ぎゅ、とサトーの上着を掴む。
「私は・・・父様と姉様と一緒にいたかった・・・ずっと一緒に・・・いたかったんだ・・・!!」
私一人、残していかないで。
ずっと側にいたかった。けれど、二人の遺志を捨てる事はできなくて。
だが。
寂しくて。辛くて。
「ふ・・・ぅ・・・うう・・・・っ!」
唇を噛み締めて嗚咽を漏らす。涙が止めど無くあふれ零れ落ちる。喉が痛い。苦しくなるほどに痛くて。体が熱い。
そうして包み込まれるように肩にまわされる腕。
「・・・堪えなくてもいい。声、あげていいから」
囁かれて。つられるように、引き出されるように声が漏れ。
ヒロは声をあげて泣いた。
大切な人達を失ったその日にでさえ、声をあげる事もできずにいた。
ようやく、やっと。
解放するように思い切り声をあげて、泣いた。
「・・・・・」
しばらくして。
ようやく涙がおさまったとき、今まで張り詰めていた緊張の糸が切れたらしく、ヒロはそのまま眠りに落ちた。しばらくぶりに訪れた何も考えないほどの深い眠り。
「・・・・・やれやれ」
サトーは腕の中で頬を涙でぬらしたまま眠るヒロを見て苦笑する。
・・・・こんな小さい体で。
重いものを背負い込み過ぎだ。
「・・・・俺らがいるのになぁ・・・・」
つまりはまだ、彼女にとって自分達は本当に頼れる者ではないのだろうか。
そう思って少し寂しく感じる。
とりあえずヒロを抱き上げてベッドに寝かせる。
なにも夢見ない深い眠りの寝顔。頬に落ちかかる髪を横へ梳いてやる。
「・・・世話の焼ける姫さんだ」
もちろんそれが嫌ではなくて。ようやく彼女に訪れた眠りに安堵する。
・・・・何というか、年の離れた妹のような感じだ。
自分に兄弟などいなかったが、妹や弟がいたら、こんな感じなのだろうか。
大切で愛おしくて。守ってやりたくなる。
「・・・さてと」
サトーは机の上に広がる書類をまとめ、そっと部屋から出て静かにドアを閉めた。
次の日。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
大失態。
まさか、あんなところをサトーに見せてしまうとは。
すっかりすっきりした頭の中でヒロは後悔していた。
確かにおかげで何か、つかえが取れた気がするが。
だからといってあんな・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
どんな顔をしてあえばいいのだろう。
ヒロは額を押さえて考え込む。
「おう。姫さん!」
「!!!」
とか考えている先から、先鋒の方から声をかけてきた。
「さ、サトー・・・・」
上擦った声で、ヒロは前方から歩いてきた金と黒の髪を持つ男の名を呼ぶ。
「・・・よく、眠れたみてぇだな?」
「え・・・・」
「顔色。よくなってるぜ」
「・・・・・・」
いわれて俯く。
確かにあんなところを見せてしまったが。
・・・・あれは、自分にとって助けられた気がした。嬉しかった。
「・・・・サトー」
「ん?」
「・・・その、昨日の、事だが・・・・」
「何だ?」
「・・・えと・・・・その、何だ・・・」
いいにくそうに視線を下にむけ、頬を赤らめているヒロを見て、サトーは思わず苦笑する。
「あんま気にしなくていいって。俺はしたい事しただけだからよ」
「・・・・でも」
「いいって。それよか会議室でチク達が待ってるぜ、早くいかねぇとな」
あっけらかんとした軽快な口調でサトーはいい、親指で自分の後ろのむこう側を指す。今来た道を戻った先にある会議室。サトーはヒロを呼びに来たのだ。
「あ、ああ、・・・・サトー」
「ん?」
もう一度名前を呼ぶ。そうして俯いたまま、言葉を続ける。
「・・・・・・・・・・・・・・すまなかった」
「・・・・・・・・・だから、いいって」
いわれてサトーはまた苦笑をした。ヒロのこういう真面目なとこはいいが、少し気にしすぎかなぁとも思う。
「ああ、えと、それと」
「?」
視線を一度横に流してから足元に戻し、ヒロはすっと顔を上げた。
「・・・・・・」
ちゃんと相手の顔を見て。少し照れつつも柔らかく微笑んだ。
「・・・・・ありがとう」
「──────────」
窓から冬の柔らかい日差しが差し込んで、廊下を照らしている。今日は珍しく青空が広がっていて、鳥が鳴いていた。
「・・・・さ、行くぞ!二人をこれ以上待たせてしまうのは悪いからな!」
そういってヒロはサトーの横をかけていった。サトーは振り返らず、たち尽くしたまま。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ」
それから口元を押さえる。・・・・何故だか耳まで真っ赤に染まっていた。
「・・・・・んなん・・・ありかよ」
一人ごちる。
ちょっと待て。
何だこれは。
ヤバイ。ヤバイって。
その大きな手のひらでは隠しきれないほど。異常に顔が高潮しているのをはっきりと自覚する。
・・・まじめに、本当に、物凄く。
───────可愛いって。
いやちょっと待て。相手は自分よりもかなり年下で、なんというか妹みたいな感じで、いやでも一応この間16になったっていってたし。いやそれは置いといて。
ただ可愛いと思うだけならいい。だけれど今己の胸の内にあるのはそれ以上の。
待て待て待て待て待て待て待て待て待て。
だいたい、そんな対象ではないだろう。年下で、幼くて、守ってやりたいとは思うけれど。
・・・・こんな気持ちになるなんて。
自覚せざるをえないほど。
はっきりとわかる想い。
つい昨日まではそんなふうに思っていなかったのに。
「・・・・・・・まいったなぁ・・・・」
サトーは窓から見える青空を仰いだ。
そうして。
「・・・・しょうがねぇか。」
ふ、と砕けたように笑ってヒロの後をおう。
想いに気がついて。だからといって周りが何が変わるわけでもない。
いつもどおり、自分は彼女を守るだけだ。
ただ、己が内のこの想いだけの変化。それだけだから。
あの強く、弱く、儚く、優しい少女を。
変わらず、ずっと守りつづけるだけだから。
『小説』に戻る。
『サトヒロ同盟』に戻る。
これはいわゆる姫さんを思い切り泣かせてあげようをコンセプトに出来上がったもので。
きっとヒロは二人が亡くなってから、思い切り泣ける事なんてなかっただろうなぁ・・・と。
そこでサトー。怒鳴って叱咤して。それがはっきり出来るのはサトーだと思うので。
後はサトーが初めてヒロを一人の女性としてみるというところもちらりと。
最初はただ、助けてやりたいという感じだったと思って。それが何時の間にか・・・・。
ここでは初めて新生魔王軍編を書きました・・・。
もっとチクやザキフォンだしたかったなぁ。